
三宅 一徳
Kazunori Miyake
作曲家・編曲家
音楽プロデューサー
東京芸能人国民健康保険 常務理事
東京藝術大学作曲科卒業。幼少期より航空機に憧れを抱くも、視力の問題により進路を転換。プログレッシブ・ロックとの出会いを契機に作曲を志す。大学在学中より電子音楽やシンフォニック・ロックに傾倒しつつ、邦楽器作品《失われた「時」》《渇きの海》で注目を集め、邦楽との本格的な関わりを開始。
1989年より邦楽ユニット「箏座」に参加。Victorより3枚のアルバムを発表し、現代邦楽の新たなスタイルを確立。その後もオーボエ奏者・宮本文昭《ジャポネスク》、特撮作品《忍風戦隊ハリケンジャー》、邦楽ユニットZAN、アニメ《妖逆門》などで、邦楽器と現代音楽の融合を追求し続けている。
純邦楽の分野では、《星月夜》《9Senses》《わとわ》《渦龍の舞》など、日本音楽集団、オーケストラ・アンサンブル金沢、尺八ユニット風雅竹韻等への委嘱作品を多数発表。2025年には藤原道山デビュー25周年記念アルバムにピアノデュオ曲《Resist your fate》を提供。
現代打楽器作品としては、マリンバ奏者・神谷百子による委嘱曲《CHAIN》が国際コンクールの課題曲として定番化。また、マリンバ協奏曲《ELPIS》は2011年タイ初演以降、各国で再演を重ね、2024年には日本でのオーケストラ版初演を迎えた。
アニメ・ドラマ・ゲーム・CM音楽の分野にも活動の場を広げ、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」シリーズをはじめ、テレビドラマ《ふたつのスピカ》《Dr.倫太郎》《anone》など、幅広いジャンルでの劇伴を手がける。
さらに、「美少女戦士セーラームーン Classic Concert」「ゴールデンカムイ・オーケストラコンサート」「刀剣乱舞 宴奏会」「Fate/Grand Order Orchestra Concert」「アイドリッシュセブン オーケストラ」など、大型音楽イベントの音楽監督を務めるほか、加山雄三、杉山清貴、水樹奈々、石川さゆりらのオーケストラ公演のアレンジを担当。
「NHK紅白歌合戦」では2000年よりピンクレディ・美川憲一他多数の編曲を手がけ、近年では石川さゆり×布袋寅泰、山内惠介×刀剣男士、氷川きよし×太鼓集団Tao、2023年ディズニーメドレー、2024年西田敏行追悼コーナーなど、話題のステージを数多く支えている。
ジャンルを越えて活躍しつつも、「わかりやすく、心に残る音楽」を信条に、常に普遍的な音楽表現を追求している。
上記のような音楽活動の他、東京芸能人国民健康保険組合の常務理事として、芸能人の健康意識向上のための施策に関わる一面も持つ。